緑黄色社会は今すぐ聞け
この記事は以下のような人に見てほしい。
・RADWIMPSを「前前前世」で知った人,サカナクションを「新宝島」で知った人
‥さすがにそれは遅れてると言われても仕方ない
・ファンになるのに乗り遅れた経験がある人。例えば「君はロックを聴かない」ではなく「マリーゴールド」であいみょんを知ってしまってちょっと遅いなと思っている人。
‥まあファンになるのに遅いも早いもないんだけど,紅白で知りました感も出てしまうし…。
そんな乗り遅れがちな人でもまだ間に合う,ブレイク寸前のバンドが緑黄色社会だ。え,知らないと思った人は今すぐ聞け。なんならこのブログをすぐに閉じてYoutubeを開きなさい。ここで緑黄色社会を聴いてるかどうかで学校でのヒエラルキーは変わるし,「おじさん」呼ばわりを回避できるし,多分桶屋はもうかる。
今回は緑黄色社会をまさに今聞いておく必要性を説明したい。
1 ブレイクの条件が整いすぎている
そもそも緑黄色社会とは男女4人組のロックバンドだ。
ボーカル:長屋 晴子(右から二番目)
ギター:小林 壱誓(左から二番目)
ベース:穴見 真吾(一番右)
キーボード:peppe (一番左)
なお,ドラムはメジャーデビュー前に脱退してしまって現在はサポートメンバーに補っている。
まずブレイクの前提条件としてルックスが整っている。男女二人ずつというのも絶妙に覚えやすいし,時代に合っているという感じがする。しかも結成は高校の軽音部で高校生のバンドの賞レース的な位置づけにある「閃光ライオット」準優勝などドラマもある。これだけ推せる要素があるんだから推すしかない。「絶対に押すな」と書いてあるスイッチみたいなもんだ。
プロフィール以上に緑黄色社会がブレイク直前であることを裏付ける理由はタイアップだ。これまで出してきたシングルがドラマ「G線上のあなたと私」→アニメ「僕のヒーローアカデミア」と立て続けにタイアップされている。さらに,アルバム『SINGALONG』のリードシングル「Mela!」がパルティのCMソングに採用されている。
www.youtube.comこれはもしかしたら見たことがある人もいるのでは?さらにこの曲はスッキリの高校生ダンス企画の課題曲にも採用されることが先日発表された。
www.ntv.co.jpドラマ,アニメ,CM,朝の情報番組とここまでタイアップが重なると本当のところを言えばもうブレイクしたといって差し支えはないのだが,一応Mステや紅白歌合戦への出場がまだなことや,国民誰もが知っている一曲みたいなものがまだない(Mela!がそれになる可能性は十分ある。)ことから「ブレイク目前」と評されることが多い。
しかし,この状態はもはや「白日」前のKing Gnu,「Pretender」前のOfficial髭男dismであり,次の動き次第では国民的バンドになってしまう可能性がある。
ここまでくると逆に聴かない理由はあるか?分かったら今すぐこのブログを閉じて(ry
まあここからは動画を交えつつ紹介するのでここに貼ったリンクから見てもらうのが一番ありがたいけどね。ステイチューン。
2 楽曲の多様性
今聞いておかなくてはいけないということは,別の角度からもいえる。それは,楽曲の振れ幅が以上に大きいことである。
youtu.beこれは,緑黄色社会の3年前の曲「Bitter」である。ドラム脱退を受けて打ち込みを多用していた時期で,木村カエラのような,捉えようによっては西野カナなみのポップさだ。
www.youtube.com続いてこちらは同時期の「始まりの歌」。この曲ではギター小林の歌の上手さを生かして男女混成バンドであることが前面に出されている。曲調としてもいきものがかりを彷彿とさせるところがある。
www.youtube.comこれは今年の初頭に出された「Shout Baby」。よりバンド感が前面に押し出されており,ボーカルもさっきまでのポップ路線と打って変わってパワフルだ。
こんな風に曲によって作曲,演奏に大分振れ幅がある。先ほどのダンスナンバーである「Mela!」も加えるとさらにこの振れ幅の大きさがわかってもらえるかと思う。この原因はまずメンバー全員に作曲能力があることが大きいだろう。ピアニストが作る曲とギタリストが作る曲がかなり違うことはaikoとあいみょんを比べたらすぐにわかるだろう。それが4人バラバラなのだから,一度で4度おいしいバンドだといえる。
こんなに緑黄色社会の名前通り色とりどりの曲があると,後から知って楽曲を追っかけるというのも結構大変なのではないかと思う。そういう意味でも今聞け。
3 ポップでありながらディープな音楽
何よりもこのバンドの魅力はキャッチ―な音楽を作り続けていながらも楽曲が深いことだ。浅く広く売れる音楽は世の中にたくさんあるが,深くて広い音楽というのはそうそうない。ドリカムやミスチルのような「すごみ」がこのバンドにはすでにある。
とりあえずベースが上手いことははじめに挙げておきたい。
www.youtube.comまあこれもスラップというわかりやすいところを拾ってしまっているが,少なくとも演奏力の高さはわかるんじゃないか。ベースの穴見はメンバー最年少ながら非常に音楽への造詣が深い。かくいう私もベースを弾くのでわかる深い。いや,偉そうだなとかじゃなくて。深えものは深えんだって。
www.youtube.com彼は高校のころからKenKenのカバーコンテストに参加して入賞しているなど実力は折り紙付きである。
特にレッチリをはじめとした洋楽の影響を強く受けたベースラインはベーシストなら誰もがうなるんじゃないかと思う。個人的にはバラード「想い人」のベースラインが最高だと思う。
続いてはこれ。
www.youtube.comこの曲の魅力はピアノやハリのあるボーカルでもあるが,ここで注目したいのはギターだ。正直いうと,緑黄色社会の楽曲ではベースが前に出てくることやバンドにキーボードがいることも相まってギターが陰に隠れがちだ。しかし,ギター小林のメロディセンスは抜群だ。いや,偉そうとかじゃなくて,グンバツはグンバツよ。
楽曲の隙間を縫うように自由自在に暴れまわるのは,RADWIMPSのギター桑原彰なんかに通ずるものがあるように思うのは私だけだろうか。
以上,緑黄色社会の魅力を紹介した。まあここに貼ってある動画をチェックしてもらえばある程度知ったかぶりもできるんじゃないか?もちろんブームが来るからチェックしようというだけじゃなくて,いい音楽だから聞いほしいというのもある。
memememe88.hatenablog.comん,お前もにわかじゃない?とか言わないでくれ。